「自分の持っているアコギと、憧れのブランドの高いアコギ….そんなに、音色は違うのかなぁ?」と、いう疑問をお持ちの方へ。

先日、当店のツイッターにて非常に良い御質問を頂きました。

気になっている「Martin(マーティン)」のエレアコと、ご自分で所有の「YAMAHA(ヤマハ)」のエレアコと、どれくらい音が違うのか?

という内容の物でした。

「Martin(マーティン)」、「Gibson(ギブソン)」と言えば、アコースティックギターの2大ブランド。
けど、自分の持っている価格帯的に安価なギターと”何がそんなに違うの?”と、思われるのは、今回の質問者様だけではないと思います。

良い機会と思いましたので、本ブログにて解説させて頂きますので、ご参考にして頂けますと幸いです。

おおざっぱに申し上げます。
Martin(マーティン)、Gibson(ギブソン)だったら、その辺のアコースティックギターより、絶対に良い」とは、限りませんのでご注意ください

勿論、この2大ブランドの販売するギターは非常に良い物ばかりです。
しかし、ギターはあくまで「木」で出来ています。
2本として全く同じ木は無い訳で、例えば同じMartin(マーティン)の D28 でも、素晴らしい鳴りを聴かせてくれる物もあれば、中には正直イマイチ。と言う個体も存在します。(※保管・管理にもよる)
ノーブランドでも、ちゃんと乾燥剤と一緒に保管し、長年弾きこんでいれば良い音で鳴ってくれます。勿論限界はありますが。

 

かといって、それじゃあ高いギターを買うとき、何を買っていいかわかりませんよね。
試奏が出来ない、通販での買い物ならなおさらと思います。
そんな時は「材」「形状」から、自分のお好み・演奏するジャンルに合うかどうか
を選定の材料としてください。

例として挙げるなら、ツイッターの質問者様は具体的に下記の2機種を比べて、音色を気にされておられました。

マーチン / DRS2
E_

ヤマハ / CPX700
D_

この情報だけですと、どちらが良い音がするのか?を御案内する事は不適切になってしまいます。(どちらの方が良いと発言したならば、そんなものは店員の好みです)
ですが使われている「材」と、ギターの「形状」から、大体の違いを推測する事は可能なのです。

この2本であればまず大きく違うのは「形状」です。
ドレッドノートタイプと、シングルカッタウェイのタイプとなります。
この事から、「DRS2」の方が「CPX700」に比べてパワフルな低音が出る事が解ります。

また、「DRS2」の方がボディが分厚いです。
これにより何が違うかと言うと、”低音が出る”と言う事が言えます。
形状に加えて更に低音が出る要素が有ると言う事です。
なんだか、迫力のある良い音が鳴る気がしてきませんか
最後に、大きな違いとしてネックの材質も挙げられます。
Stratabond(ストラタボンド)と言う素材で作られている「DRS2」。
これは1mm厚ほどの板を何層にも重ねて貼り合わせたもので、廃材を利用しているため安価で、また多層ラミネートであるため強度に優れており、温度や湿度の影響を受けにくく調整が安定するという利点があり、特にライブでの使用を想定したエレアコなどに積極的に採用されています。

音の特徴としては、「柔らかい」「優しい」サウンドと言う事。
他の材質に関しては、見た目や好みの違いによる所が大きく、どっちがいいとは一概には言えないのですが、全体的に「柔らかい」と言う事が出来ると思います。
これにより、「CPX700」と比較すると「暖かいサウンド」で鳴るという予想をする事が出来ます。

こんな感じで、ネット通販でも大体のサウンドの検討を付けながら、ギターを選んでみてはいかがでしょうか。

 

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