【ターンテーブル入門】DDJ-400からレベルアップ タンテてどうなの?難しい?初期設定の超基礎解説(PLX-1000,PLX-500,DDJ-200,DDJ-400,DDJ-SB3)

※動画掲載時は2021年3月のお話です。

今回はDJコントローラーからターンテーブルへ移行する視点でセットアップから違いについてご紹介します。

セットアップ方法についても詳しくご紹介しますので、初めてターンテーブルを使うけれどどうしたら良いのか分からないといった方でもご参考にいただけると思います。

 

目次

 

ターンテーブルとDJコントローラーの違いとは?

まず大きな違いとしてDJコントローラーがミキサーとジョグが一体になってるのに対して、ターンテーブルはDJコントローラーでいう「ジョグの部分だけ」の機能になります。
そのためターンテーブルでDJをする場合は最低でもターンテーブル2台とミキサー1台を用意する必要があります。

他にはターンテーブルは「プラッター」(円盤部分)と呼ばれるDJコントローラーのジョグに値する箇所が大きく、細かい操作がしやすいです。
また回転することから独特の操作感でプレーすることができ、ターンテーブルを元に発展していったスクラッチ関連の技はターンテーブルの方がずば抜けて操作しやすいです。

またターンテーブルは針やカートリッジ、スリップマット、レコード盤などと消耗品があるので使い続けるにはコストが発生します。
しかしそれだけ自分の好みにカスタマイズできるといったメリットにもなります。

再生方法はレコード盤のみにはなりますが「DVS」機能を使うことで、特殊なレコード盤からミキサーやオーディオインターフェイスを介してDJソフトの曲を操作することが可能です。
DVSの詳細については下記動画でご紹介しておりますので興味のある方は是非ご覧下さい。

 

ざっくりまとめるとターンテーブルとDJコントローラーはこのように違いがあることがお分かり頂けたと思います。
よくターンテーブルはレコード盤からアナログ音源しか使えないといったイメージが付いてしまいがちですが、先程ご紹介したようなDVS機能を使うことでデジタル音源も取り扱うことが可能です。

さらに日本ではまだおそらく電波の関係で発売されていませんが「PHASE」という機材が海外で発売されています。

このようにターンテーブルへ取り付けることで専用のレコード盤がなくても簡単にDVS機能を扱える革新的な機材です。一早い日本での発売を期待したいですね。

 

ターンテーブルとレコードプレーヤーの違いとは?

もし家にレコードプレーヤーがあるからDJの練習に使おうと思っても絶対に使用はしないでください。
なぜかと言いますとほとんどのレコードプレーヤーはテーブルとは回転させるところの設計が異なり、レコードプレーヤーで逆回転させて頭出ししたりスクラッチをすると故障につながりますのでご注意下さい。

ここまでDJ用途であるならターンテーブルが必須とお分かりいただけたと思います。
ではターンテーブルはどのような仕組みで音を出しているのでしょうか。

それはレコード盤に刻んである溝へ針を落とすことで、回転させた際に発生する振動を音に変換して出力するといった仕組みになっています。
そのため外部からの振動やセッティングが適切でないと、音が途切れる原因になりますのでしっかりと最適な条件になるようにセッティングを行う必要があります。

 

ターンテーブルのセットアップ方法

まずはターンテーブルの基本的な置き方ですが、トーンアームが右側に来るように配置する「横置き」と、トーンアームが奥に来るように配置する奥に来るように配置する「縦置き」の2つの置き方があります。
置き方にはそれぞれ特徴がありプレイスタイルによって変わってきます。

横置きは標準的なスタイルでDDJ-400と同じように左側にプレイボタン、右側にピッチフェーダーがくるようなレイアウトになります。
DJコントローラーとほぼ同じレイアウトなので、初心者の方はまずこの置き方でターンテーブル操作に慣れた方が良いと思います。

縦置きはHIPHOPやターンテーブルリストなどといったスクラッチを多用するDJ向けのスタイルで、ターンテーブルとミキサーの位置が近いことやトーンアームが奥になるので様々なスクラッチの技がやりやすくなります。
ただピッチフェーダーが奥になってしまうことや向きが縦から横になってしまうので、テンポの調整がしづらくなってしまいます。

ターンテーブルの置き方を決めたら次にターンテーブルを設置して、水平になるように調整する必要があります。

調整の仕方はターンテーブルの足にあるインシュレーターといったところを回すことで高さの微調整が可能です。

  

PLX-1000の場合は画像左、PLX-500の場合は画像右です。

ちなみに水平を測ることができるスマホアプリがあるのでそちらの機能を活用してみてください。(スマホケースが付いていない場合はカメラなどの凹凸で水平が測れない場合があります。)

ここまででターンテーブルを設置することができました。

続いてトーンアーム(画像の黄色枠)の重要なセッティングを行います。

まずはトーンアームが水平になるように調整する必要があるのですが、針の方向に下がっている状態でそのままアームレストから外すと針先がターンテーブルへ接触する恐れがあります。

そのためバランスウェイト(画像の黄色枠)というおもりを回して、お針の方向へ上がる状態にしてください。
こうすることで接触する心配がなく調整することができます。

そうしましたらアームレストからトーンアームを外します。
トーンアームは軽く支えながら天秤をイメージして釣り合うようにバランスウェイトを回して調整します。
これで無事に水平に釣り合うようになりました。
この状態になりましたらバランスウェイトのメモリの部分だけを動かします。

0の位置がトーンアームの中心のところに来るように調整します。

あとは針圧と呼ばれる針がターンテーブルへかかる負荷をカートリッジに設定された値へ調整します。
カートリッジのパッケージに適正針圧の記載がありますが、カートリッジに書かれている針圧以外の方が良いといった意見もあります。
自分に合った針圧へ合わせてもらえれば大丈夫ですが、重すぎるとレコード盤と針を痛めてしまいますし軽すぎると針が途中で接触しなくなって音が途切れる原因になってしまいますので、慎重にセッティングしましょう。

次にトーンアームの高さを調整する必要があります。
カートリッジによって大きさが異なりますので、カートリッジに合うように高さを調整しましょう。

調整の仕方はトーンアームの根元のロックを外します。

矢印部分を回すことで調整ができます。
横から見てレコード盤と針が水平になるように調整してください。

次にアンチスケーティングの調整をします。

こちらに関してはスクラッチを主にプレイする場合は目盛りを0に、その他の場合は針圧と同じ値に合わせてください。
ちなみにアンチスケーティングとは針を外側へ引っ張る力のことです。
どうしても構造上再生時に針が内側へ行こうとする力がかかってしまい、アンチスケーティングを使わないと左右の音のバランスが偏ってしまいます。
そこを抑えるようにアンチスケーティングを使って内側への力を抑えるといった仕組みになっています。
スクラッチなどの逆回転を多用する場合はこの調整をすることで逆に音が飛びやすくなりますので、0にすることをお勧めします。

ここまででターンテーブルのセッティングが完了しました。
実際にやってみると楽しい作業ですので、ターンテーブルを手にした際は楽しんでやってもらえばと思います。

あとはRCAケーブルをターンテーブルとミキサーのPHONOに接続して、アース線もミキサーへ接続します。

隙間を作ってからアース線を差し、この状態で閉めていって接続します。

そしてミキサーの切り替えをPHONOにすることでターンテーブルの音が再生できるようになりました。
ちなみにDJコントローラーのようにターンテーブルから直接スピーカーに接続してもほとんど音は出ませんのでご注意下さい。

お好みでスリップマットを変えたり、スリットマットの下にスリップシートを敷くことで滑りを良くしたりすることも可能です。

 

ターンテーブルの機能

①電源スイッチ
上部を回すことでライトが光って電源が入ります。
回して電源を入れるスイッチはターンテーブルの醍醐味とも言えますね。

②スタートストップボタン
回転の開始と停止を行います。
DJコントローラの場合は設定で変えられすぐに再生と停止が行えますが、ターンテーブルの場合は若干遅れての再生と停止になります。

③スピード・チェンジボタン
ボタンを押すと33と45それぞれの番号が光ります。
レコードの種類によって適した回転スピードが異なりますのでそちらの調整ボタンになります。
一般的な12インチサイズのLPレコードの場合は33回転、7インチサイズのEPレコードの場合は45回転になります。
最初のうちはどちらかわからないという方も多いと思いますが、とりあえず再生してみることでどちらが適しているか判別できますので大丈夫です。

④サイラスイルミネーター

こちらのボタンを押すと台が照らされます。
暗い場所でも針先を照らして溝の位置や針の状態を確認することができます。

⑤ピッチフェーダー
回転数を調整するフェーダーです。

DDJ-400のこちらの機能と同じ機能です。

⑥リセットボタン
ピッチフェーダーが0の位置で止まらないのでこちらを使って調整します。
緑に点灯している場合はリセットがされている状態で、点灯しない場合はピッチフェーダーの値が反映されている状態になります。
こちらはCDJで見られる機能で、DJコントローラーは0でクリックするものが主流ですのであまり見られることはありません。

⑦テンポレンジボタン
回転数の調整範囲を調整するボタンです。PLX-1000の場合は8,16,50%の3段階から選択できます。
あまり知られていないかもしれませんが、DDJ-400でもshiftとビートシンクを同時押しすることで調整することができます。

⑧ヘッドシェルスタンド
ヘッドシェルまたはカートリッジを建てることができます。

⑨EPレコード用アダプター
外してドーナツ盤と呼ばれるレコード盤を再生する時に使用するアダプターです。
レコード盤の穴に合わせることで、中央を決めることができます。

ターンテーブルの機能はこのようになっています。
DJコントローラーと比べるとボタンが少なくシンプルです。

 

まとめ

今回はDJコントローラーからターンテーブルの移行を中心にセットアップ方法などをご紹介しました。

セットアップが大変ですがその分自分の好みに設定を研究することもできますし、DJコントローラーでは味わえない経験ができますので楽しんで行うことができます。

冒頭でもご紹介したようなDVSといった機能を使うことでDJソフトで管理してる楽曲を扱うことができますので、イージーコントローラーから移行する方は是非こちらをお試しください。

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