【Pioneer DJ新作・その実力は!?】モニタースピーカー「VMシリーズ」 Yamaha HS5やADAM AUDIOT 5V 人気機種と比較

※動画掲載時は2021年5月のお話です。

今回はPioneer DJの新作スピーカー「VMシリーズを実際に視聴し他社製品との比較も含めその実力を検証していきたいと思います。

 

▽「VMシリーズ」関連ブログはこちら

Pioneer DJより様々な環境に対応できるモニタースピーカー「VMシリーズ」が発売!

【Pioneer DJ新作・その実力は!?】Pioneer DJアクティブモニタースピーカー「VMシリーズ」比較

 

目次

 

モニタースピーカーとは?

最近は自宅なので気軽に楽曲制作を楽しむ方も増えてきたように感じます。
その際正確なサウンドチェックを行うためには原音に忠実なフラットな視聴環境が必要となってきます。

一般的なオーディオ用スピーカーは「音を楽しく聞く」ことを目的としているため、あらかじめ聴きやすいように音質が調節されておりスピーカーによってその特徴・クセもは大きく異なります。

一方モニタースピーカーは「音を正確に解釈する」ことを目的としているため、原音を忠実に再現するように作られており主に楽曲制作の用途で使われています。

リスニング用に味付けされたオーディオスピーカーは音楽制作には向いておらずDTMなどの楽曲制作を楽しむならモニタースピーカーを使用するのが基本となります。

 

比較スピーカー紹介

今回の比較対象とするスピーカーは以下になります。

PioneerDJ VMシリーズ


VM-50(22,000円)
VM-70(28,600円)
VM-80(37,400円)

YAMAHA HSシリーズ
HS5(14,025円)
HS7(25,150円)

ADAM AUDIO Tシリーズ
T5V(23,100円)
T7V (27,500円)

以上の7点となります。
どれも比較的安価なタイプで価格帯サイズともに近いモデルとの比較となっております。

「VMシリーズ」の詳しいスペックに関してはこちらのブログよりご覧いただけます。

【Pioneer DJ新作・その実力は!?】Pioneer DJアクティブモニタースピーカー「VMシリーズ」比較

それでは早速試聴してみましょう。
※出来るだけ公平を保つためにスピーカー・レコーダーの位置は固定しており全てフラットモードの再生となります。
※再生音量(聞こえる音量)を全て統一しており本来であれば大型のVM-80などはもう少し迫力のある音が出るのかもしれませんが、音量を全て合わせてあるのでそこはご了承ください。

 

実際に視聴して比較〜Pioneer DJ VMシリーズ〜

・Pioneer DJ VM-50(03:51〜)
・Pioneer DJ VM-70(04:45〜)
・Pioneer DJ VM-80(05:50〜)

特徴まとめ

低音が非常にパワフルでクラブミュージックやDJの方に向いているスピーカーだなという印象を受けました。

こちらのスピーカーの構造部分の大きな特徴として、ウーファーに使用されているアラミドファイバーであったりリアポートに独自の凹凸構造を設けた空気の流れを整えることで不要な振動を抑えるという効果があり、両方が低音を引き立てているなという印象でした。

こちらの見た目の特徴としても大きな白だとすごくわかりやすいんですけれども、こちらのバッフルの素材がアルミニウムでできており、低音がパワフルなのでこちらのバッフルで余計な振動を抑えてクリアな低音を実現できています。

 

実際に視聴して比較〜YAMAHA HSシリーズ〜

・HS5(07:54〜)
・HS7(09:01〜)

特徴まとめ

非常に解像度が高く、さすがYAMAHAさんだなという安心感のある音を出していた印象です。

構造の特徴としてエンクロージャーに木造建築で使用される技法を取り入れているため非常にエンクロージャーの作りもしっかりしており、かなり重厚で頑丈な造りになっているなという印象です。
それが安心感のある音を出すのに繋がっているのかなと感じました。

 

実際に視聴して比較〜ADAM AUDIO Tシリーズ〜

・T5V(10:28〜)
・ T7V(11:30〜)

特徴まとめ

こちらも非常に解像度が高くレスポンスの良いシャープの音を出していたなという印象です。

他のスピーカーと違いスピーカー部分の構造が違っておりリボン型ツイーターというツイーターです。
それにより他のスピーカーと比べ中高音を非常にくっきりと歯切れの良い音が出ていたなという印象です。

 

それぞれのモデルはどんな人にオススメ?

このVMシリーズスピーカーには設置環境に応じた最適なサウンドに出力を微調整できる「DSPコントロール機能」というものが搭載されているので、ちょっと低音が強いなと感じた方はリア部分に設置されているEQノブを調整することで低音をもう少し抑えたり低音をさらに強くすることが可能なので自分の好みのバランスで楽曲製作することが可能です。
非常に汎用性の高いスピーカーとなっており使い勝手も抜群のモデルとなっております。

大きさに関しては各シリーズでもそこまでの大きさの差はないんですが、それも自分のお好みの環境で合わせたサイズを選べば間違いないかと思います。
自宅で使う分には一番小さいサイズを選んでいただいて問題ないかなと思いますし、もっと大きい音が出せるスタジオなどでは一回り大きいサイズかふた回り大きいサイズぐらいのモデルを選んでもいいかなという風に思います。

 

まとめ

今回の比較検証は以上になりますが、次回は今回レコーディングした音を理論的に分析して詳しいレビューをさせていただければなと思います。

▽今回ご紹介した「VMシリーズ」はこちらからご購入できます!

Pioneer DJ(パイオニア) / VM-50 (1台) - 5インチアクティブモニタースピーカー
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Pioneer DJ(パイオニア) / VM-70 (1台) - 6.5インチアクティブモニタースピーカー

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Pioneer DJ(パイオニア) / VM-80 (1台) – 6.5インチアクティブモニタースピーカー
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