海外をまた賑わせた?! Pioneer DJの新たなる”TORAIZ”「DJS-1000」
先日、海外を賑わした情報として紹介したPioneer DJ 新製品リーク情報「CDJ-3000NXS」
こちらに続き、また新たな情報が飛び込んできた。
それがこの「DJS-1000」だ。
CDJ/XDJサイズのスタンドアローンのサンプラーのようだ。
こちらも、CDJ-3000NXSと同様にオフィシャルでないというのは断っておきたい。
正式リリースが決定しているわけではないので、メーカー様への問合せは控えて頂きたい。
Spotted on @Dirtybird's Instagram: a new Pioneer DJ TORAIZ unit? pic.twitter.com/McJLE7Sqr7
— DJ TechTools (@DJTechTools) October 9, 2017
“DJS-1000″が登場した最初の場所は、カルフォルニア州で10月6日~10月8日の間に行われた音楽フェス「Dirtybird Campout」の2日目の夜のことだ。
Barclay CrenshawとWalker and Royceの両方のセットで使用されていた。
パフォーマンスパッドとボタンは”Toraiz SP-16“のようにみえ、いくつかの写真では、サムドライブが挿入されているのがわかる。
※CDJ/XDJのような完全な楽曲再生ができるかどうかは現時点では不明。
また、CDスロットやSDカードスロットがある場合は、表示されないが、ラップトップに接続するために背面にUSBポートがある可能性もある。
また、”CDJ-2000nxs2“との同期のためにPro DJ Linkを使用していることもわかる。
16個のパフォーマンスパッド、16個のシーケンサーボタン、ユニット右下にある4個のボタン、ユニットの左側のタッチストリップ、大きな画面、パッドの上にあるつまみなどは、”Toraiz SP-16“と同じにみえる。
Toraiz SP-16をおさらい
「Toraiz SP-16」は、Pioneer DJのスタンダアローンサンプラーだ。
SUMドライブやUSBケーブルを使用し、サウンドをロードし、使用したり、シーケンスパターンボタンを使用してシーケンスをアレンジすることもでき、これを再生、保存も可能。また、CDJ-2000NXS2とセットアップして同期することも可能となっている。
しかし、Toraiz SP-16では、テンポ調整の際は「ブラウズ」ノブとタッチスクリーンを使用して調整する必要があり、ミックス中にこれを素早く行うというのが、使用者にとってはかなりの痛みでした。
しかし、DJS-1000にはCDJ/XDJから継承されたピッチフェーダーを搭載しているということで、素早い操作による操作ミスなども軽減されること間違い。
なぜ、CDJの形状なのか?
Toraiz SP-16の最大の課題の1つとして、その大きさと形状故に、簡単にDJブースに入らないということだ。
こちらはラップトップスタンドを使用すれば、改善できるものではあったが、ライブパフォーマンスの一環としてToraiz SP-16を使用して、激しいDJプレーを行うとなるとその耐久性も不安な要素である。
その為、CDJと同様の形状となり、DJブースに設置してあるCDJと入れ替えて同じスペースで、DJS-1000を使用できる。
このデザインを採用することにより、DJS-1000はより身近なものとなることだろう。
最後に
先日、紹介したCDJ-3000NXSとの組み合わせでも大きな活躍をしてくれると考えている。
現時点では、国内でのリリースなどは完全に未定だが、今後の情報にも期待したい。
DJS-1000はToraiz SP-16と比較して、よりパフォーマンス向けのサンプラー、しーケンサーとなるだろう。