DJプレイの一般的スタイルである「DVS」その歴史とは。
今回は、現在のDJになくてはならないものとなったDVSの歴史について触れたいと思います。
コンテンツ制作にあたり・・・
少し前に、自走式プラッターのCDJの歴史に触れまして、まあ、DVSの歴史についても纏めたコンテンツなんかもあって良いんではないかと思い作成にあたりました。
今でこそ、DJプレイの一般的なスタイルとして、認知されている『DVS』ですが、定着しだしたのは、まだ最近なのです。
そこまで歴史も深くないので、 現在では、Rane(レーン)/Scratch live(スクラッチライブ)がまだまだ クラブの現役でスタンダードとなっております。
特にSL4がスタンダードになっています。
特にHIPHOP、R&B、レゲエのジャンルから絶大な支持を得て使用されております。
DVSとは・・・?
簡単に説明させて頂きますと・・・
DVS・・・Digital Vinyl System
Digital・・・パソコンの中のデジタル音源
Vinyl・・・レコード(CDも)
System・・・システム
つまり、パソコンの中にある曲を専用のインターフェイスとコントロールレコード/CDを使用して、タイムコードという情報をパソコンに送り音源データを再生・操作できる画期的なシステムです。
DVSの登場により、アナログレコードの持ち運びが必要なくなりパソコンの中の音源で今までと同じDJプレイが可能になりました。
『 DVS』と言う言葉が出る前は、2002年頃に発売された、Stanton FINAL SCRATCHというのが DVSの始まりです。
実は、Stantonが最初なんです。
また、現在ではそれぞれ違う道をたどっているNative Instrumenst社がソフト開発を行いパートナーでした。
開発から今では、Seratoになっているの経緯としては ざっくりですが、Rane社とSerato社のパートーによる Scratch liveが一世風靡することになりました。
『超軽い動作』、『簡単』などの理由から2006年頃より日本のDJにも急激にユーザーが増えていきました。
FINAL SCRATCHは普及し始めた物のパソコンのスペックにまだまだ多く依存している状態でした。
しかし、Serato社の超軽い動作により DJストレスを無くす事により、プロDJからアマチュアからどんなDJにも普及する事になっていきました。
その第一弾がRaneより発売された、『SL1』です。
それから、SL3,SL2,SL4とリリースされ SL4になっては、USBポートを2つ内蔵して DJの交代時に音が途切れなくするという革命がおきました。
これがリリースされる前は、 PDS-1s PCDJ SWITCHER をつなぎ、切り替えて、CDJやターンテーブルで一度アナログがCD音源を交代時に流して切り替えて音を途切れなくしておりました。
Exform(エクスフォルム) / PDS-1s – PCDJ SWITCHER –
24571円 (税込:26,537円) 送料無料
今でも、こちらは現役でSL2やSL3を2つ使いスイッチャーで切り替えるというクラブもあります。
こちらの商品の詳細は下記にてご紹介しております。
DJ交代時の音止まりこれで解決!トラブルの無いスムーズなDJ交代で最高のDJプレイを
「Rodec Patch Live」も以外と歴史があり、高音質テクノミキサーで有名なRodecが出がけたスイッチャーが先駆者でありましたが今では、日本製という安心感もありPDS-1sが定番となりました。
DVSの種類
今まで確認されているDVSはこんなにリリースされています。
Deckadance
djDecks
D-Vinyl 20-20
Mixvibes
Mixxx
Ms Pinky PCDJ Scratch
Quad Scratch
xwax
Serato
Scratch Live
Traktor Scratch
Virtual DJ
rekordbox dj
現在は、インターフェースを内蔵したミキサーなどもリリースされ Rane(レーン)/Sixty-twoなどそこも一世風靡し、Pioneer(パイオニア)/DJM-900SRTが定番インストールとなっていきました。
Rane(レーン) / SIXTY-TWO |
Pioneer(パイオニア) / DJM-900SRT |
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257,407円 (税込:278,000円) 送料無料
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216,469円 (税込:233,787円) 送料無料
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インターフェース内蔵ミキサー コンテンツもあります よろしければどうぞ。
DVS企画☆『Serato DJ』、『TRAKTOR SCRATCH』、『rekordbox dj』対応ミキサー編☆
そして、ターンテーブルによるDVSは スクラッチャーという事になっていき、Pioneer(パイオニア)/DJM-S9という流れになってきました。
そこで、ライバルのRaneがまた動き 、一世風靡したSixty-twoに続く新作『Seventy-two』が先日発表されました。
Rane/Seventy-twoがDMC USAチャンピオンシップにて公開!
さて、この機種の登場でDVSでのプレイ、DJシーンはどのようになっていくのでしょうか。
今後も各社の動きから目が離せません!