1974年のTAMAドラム創世記から40年以上にわたり、日本の自社工場の職人達に引き継がれてきた技術とモノ作りの結晶、それがStarclassicシリーズ。
発表時に掲げたスローガン"BACK TO BASICS"で追求した「ドラムシェルをいかにきれいに鳴らすか」というコンセプトを今もなおそのサウンドで体現し続け、世界中のさまざまなジャンルの音楽シーンで息づいています。
2015年モデルでは、Quick-Lock Tom Bracket という機構を新たに採用することで、更なるセッティングのしやすさを追求しました。
■Quick-Lock Tom Brackets
Quick-Lock Tom Bracket (クイックロック・タムブラケット)は、その名の通りタムタムやフロアタムのセットアップやティアダウンを素早く、簡単に行える仕組みです。それだけではなく、この機構が画期的なのは、一度セッティングしたタムタムの高さやフロアタムの脚の長さを再現する際に、これまでのようにメモリーロックを別に取り付ける必要が無いことです。
操作はシンプルで、これまでのドラム同様に、好みの位置にタムタム・フロアタムをセッティングして、Tボルトを締めて固定します。外す際は、イラストにあるように、ブラケット側面の黒いレバーを横にスライドさせることで、ブラケットが2つのパーツに分かれてドラムがロッドから外れます。そのロッド上にメモリーロック部だけが残ることで、位置をキープすることができるのです。
更に、このブラケットは金属同士が接する部分にラバーを装着させることで、シェルの振動がロッドやスタンドに逃げることを防いでより豊かな鳴りを実現するとともに、各ドラムの音を分離性を高める効果も発揮します。