Ortofon Concorde MkII 全4種比較|あなたのDJスタイルに最適なカートリッジの選び方

DJレコード再生の「音質の源」となるカートリッジ選びは、システム全体のサウンドを左右する重要な決断です。Ortofon Concorde MkIIシリーズは、SCRATCH・CLUB・DJ・MIXの4モデルをラインアップ。同じMkII世代でも、針圧設定・周波数特性・針先形状が異なるため、スクラッチ重視か、クラブサウンド重視か、バランス型か——用途によって最適な選択が変わります。当店40年以上の販売経験から、それぞれのモデルが活躍する現場を解説します。
目次
Concorde MkIIシリーズとは|プロDJの標準装備
Ortofon Concorde MkIIは、DJ用カートリッジの定番として世界中のクラブ・スタジオで採用されているシリーズです。MkI世代から大幅な改良を加えたMkIIは、以下の特徴で高い評価を得ています。
スペック根拠:全モデル共通で針圧3.5g設定(レコード標準)を採用し、針先にDLM(ダイヤモンド)素材を使用。これにより長期間の使用でも音質劣化が少なく、スクラッチなどの過酷な操作にも耐えられます。
販売実績:当店の販売データでは、MkIIシリーズは直近30日間で40件以上の注文があり、DJ機材の中でも高い需要を示しています。特にセット品(ヘッドシェル付き)が全体の65%を占めており、初心者から経験者まで幅広い層から選ばれている点が特徴です。
4モデルの違いは、以下のポイントで整理できます。
- SCRATCH:スクラッチやジャグリング向け。高い針圧と鮮烈な音質
- CLUB:クラブプレイ全般向け。バランス重視で最も使用幅が広い
- DJ:エントリー向けのスタンダード。初心者の学習に最適
- MIX:ミックス・スムーズなスクラッチ向け。温かみのあるサウンド
? 操作感やスペックの違いはこちらの動画で実機を使って検証しています
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単品比較|スペック・音質・用途で選ぶ
4モデルを具体的に比較します。
① Concorde MkII SCRATCH(¥14,000)
スクラッチやジャグリングなど、ダイナミックなプレイを志向するDJ向けのモデルです。
スペック根拠:周波数特性が15Hz~25kHzに設定され、高周波域が強調されています。針圧は3.5gですが、硬めの針先設計により、高速スクラッチ時の出力ロスを最小化。トラッキング精度が高く、複雑なスクラッチフレーズでも正確に再生します。
検証結果:実際に使用すると、レコードの溝をしっかり捉える感覚が顕著で、スクラッチやクイックカット時に音の輪郭がシャープに出ます。破裂音やノイズが少なく、高速フェーダー操作との相性が良好です。
向いている人:スクラッチやジャグリングを頻繁に行うDJ。クラブパフォーマンスで技術を見せたい方。
② Concorde MkII CLUB(¥15,800)
クラブプレイのあらゆる場面で対応できる、オールマイティなモデルです。
スペック根拠:周波数特性が12Hz~28kHzに設定され、低域から高域まで均等に再生。針先形状がCLUB専用にチューニングされており、長時間のプレイでも針の磨耗が均等で、安定した音質を維持します。
検証結果:実際に使用すると、どの周波数帯域でもバランスの取れた再生が可能です。低音の量感が適度にあり、高域の刺さりがなく、ボーカル曲からダンスミュージックまで幅広いジャンルに対応。長時間のプレイでも疲れにくいサウンドです。
販売実績:当店の販売データでは、MkIIシリーズの中で最も注文が多いのがCLUBモデル。直近30日で18件の単品注文があり、「どれを選んで良いか分からない」という初心者からの相談でも、当店スタッフが最初に推薦するモデルです。
向いている人:様々なジャンルを幅広くプレイするDJ。クラブ・ラジオ・イベント出演など、用途が多岐にわたる方。最初の1本に迷っているなら、このモデルが無難です。
③ Concorde MkII DJ(¥13,000)
DJの基本スキルを学ぶに最適な、エントリーモデルです。
スペック根拠:周波数特性が20Hz~20kHzで、人間の可聴域をカバー。針先形状はスタンダード設計で、様々なターンテーブルとの相性が良好です。価格は4モデル中で最も低いながら、DJM(Pioneer DJ ミキサー)との組み合わせで十分なクオリティを発揮します。
検証結果:実際に使用すると、シンプルでクセのない音色が特徴。スクラッチやミックスの基本操作を学ぶ際に、機材の反応が素直で、操作感覚の習得に最適です。高級モデルと比べて周波数特性に若干の丸みがありますが、初心者段階ではその差を判別しにくく、むしろ扱いやすさが利点です。
向いている人:DJ初心者。予算を抑えながら本格的に学びたい方。学校やスクールでの入門教材としても採用例が多いモデルです。
④ Concorde MkII MIX(¥17,280)
スムーズなミックスと、柔らかいスクラッチ表現を両立させるモデルです。
スペック根拠:周波数特性が10Hz~26kHzに設定され、低域が強調気味。針先形状がMIX専用で、スクラッチ時の摩擦抵抗を低減。針圧3.5gながら、接地面積が大きく設計されているため、レコードへの負荷が分散され、レコードの寿命も長くなります。
検証結果:実際に使用すると、低域の響きが温かみのあるサウンドに仕上がります。ミックス時のフェーダー操作で、音がスムーズに繋がり、聴き手側では機材の存在を感じさせない自然な流れを作れます。スクラッチも可能ですが、Scratchモデルのようなシャープさではなく、丸みのある表現になります。
向いている人:ミックス中心のDJ。ビニールの温かみを活かしたサウンドメイクを重視する方。複数枚のレコードを大切に使い続けたいコレクター向け。
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用途別選択ガイド|失敗しない選び方
4モデルの位置付けを整理し、あなたの用途・レベルに合わせた選択基準を示します。
【パターン1】スクラッチ技術を磨きたい → SCRATCH推奨
スクラッチやジャグリングなど、フェーダー操作を駆使したダイナミックなプレイを目指すなら、Scratchモデルのシャープな音質と高いトラッキング精度は必須です。高速カットでも音の輪郭がボケず、複雑なフレーズも正確に再生。YouTube等での動画投稿で「技術を見せたい」場合も、このモデルが最適です。
【パターン2】初心者で何を選んで良いか分からない → CLUB推奨
「DJ機材の選択に失敗したくない」という不安を完全に払拭できるのがCLUBモデルです。当店の販売データでも、初心者からの相談で最も推薦率が高いモデル。理由は、低音から高音まで万能に対応し、ジャンル選ばず、用途選ばずに使用可能だから。後で「もっと高いモデルに買い替えたい」という後悔も少なく、むしろ経験者になっても「CLUB一本で十分」というケースが多いです。
【パターン3】予算を最小限に抑えたい → DJ推奨
DJ初心者向けの学習教材として、学校やスクールでも採用されているのがDJモデル。¥13,000という価格帯は、4モデル中で圧倒的に安価です。「高いカートリッジを選んで、その後に飽きてしまったら」という後悔を避けたい方、または複数枚のカートリッジを用意してジャンル別に使い分けたい方にも向いています。音質は初心者段階では十分で、基本操作の習得に支障はありません。
【パターン4】ミックス中心で、レコードを大事に使い続けたい → MIX推奨
ミックス中心のDJで、同じレコード資産を長期にわたって大切に使用したい方はMIXモデル。4モデル中で最も高い価格(¥17,280)ですが、その理由は針先形状や接地面積の最適化により、レコードへの負荷を最小化しているから。温かみのあるサウンドメイクにより、アナログレコード本来の魅力を引き出せます。
? 初めてDJ機材を選ぶ方はこちらの動画で必要なものと初期設定の手順を確認できます
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スペック比較表|数値で見る違い
4モデルの主要スペックを一覧表で整理します。
| 項目 | SCRATCH | CLUB | DJ | MIX |
|---|---|---|---|---|
| 周波数特性 | 15Hz~25kHz | 12Hz~28kHz | 20Hz~20kHz | 10Hz~26kHz |
| 針圧 | 3.5g | 3.5g | 3.5g | 3.5g |
| 出力(1kHz) | 5.5mV | 5.5mV | 5.5mV | 5.5mV |
| 針先形状 | 高速スクラッチ向け(硬め) | オールマイティ(標準) | 標準(初心者向け) | ミックス向け(摩擦低減) |
| 推奨用途 | スクラッチ・ジャグリング | クラブ・全般 | 初心者学習 | ミックス・レコード保護 |
| 価格(税込) | ¥14,000 | ¥15,800 | ¥13,000 | ¥17,280 |
ポイント:全モデル共通で針圧3.5g・出力5.5mVと基本仕様は同じです。違いは周波数特性(低域・高域の強調度)と針先形状(硬さ・摩擦特性)。この微妙な違いが、プレイスタイルによって「合う・合わない」の分かれ目になります。
購入時の注意点|カートリッジだけでは動作しません
Ortofon Concorde MkIIカートリッジの購入を検討されている方に、必ず確認すべき点があります。
必須アクセサリー:ヘッドシェル
カートリッジは「レコード再生のための針」ですが、これをターンテーブルに装着するには「ヘッドシェル」が必要です。多くのターンテーブル(Technics SL-1200シリーズやPioneer PLX-1000など)に標準装備されていますが、古い機種や一部の機器には付属していない場合があります。購入前に、お手持ちのターンテーブルに対応するヘッドシェルがあるか確認が必須です。
当店の販売実績:直近30日のカートリッジ注文のうち、ヘッドシェル別売り対応の相談が約35%あります。「カートリッジを買ったのに、ターンテーブルに装着できない」という失敗を避けるため、購入前に当店スタッフへの相談をお勧めします。
交換難度について
Concorde MkIIのカートリッジ交換は、ヘッドシェルに装着済みであれば、ターンテーブルのアーム部分を軽く開くだけで取り外せます。ただし、初回交換の場合は「針を傷つけないよう慎重に」「針圧調整の確認」など、細かな作業が必要です。当店では交換方法の動画ガイドも提供しており、初心者でも安心です。
複数購入のメリット|ジャンル別使い分けという選択肢
DJ経験が増えていくと、「複数のカートリッジを揃えて、ジャンルやプレイスタイルで使い分けたい」というニーズが生まれます。
実例:クラブ用+ラジオ用の2本体制
当店の販売データでは、直近30日で5件の複数購入があります。例えば、CLUB(クラブでのダイナミックなプレイ用)とDJ(ラジオ番組向けのスムーズなミックス用)の組み合わせが人気です。理由は、1本のカートリッジでは「スクラッチに強い仕様」と「ミックス向けの温かいサウンド」を両立できないから。2本体制なら、用途に応じた最適な音質を実現できます。
複数購入のコスト最適化
当店では、カートリッジ2本以上の購入時に割引を設定しています。SCRATCH(¥14,000)とMIX(¥17,280)の2本組で、通常より約¥2,000以上の割引が適用される場合が多いです。詳細は、当店スタッフへの相談で確認ください。
よくある質問
Q. 初心者です。4モデルの中で、最初の1本として選ぶべきはどれですか?
A. CLUBモデル(¥15,800)を最も推奨します。理由は3点です:①周波数特性が12Hz~28kHzと広域対応で、ジャンル選ばず使用可能②当店の販売データでも初心者からの相談で最も推薦率が高く、実績が豊富③低音から高音まで万能に対応するため、後で「別のモデルに買い替えたい」という後悔も少ないです。もし予算が限られていれば、DJ(¥13,000)も初心者向けの優れた選択肢です。
Q. ScratchとCLUBの違いは何ですか?どちらを選ぶべき?
A. スペック上の主な違いは周波数特性です。Scratch(15Hz~25kHz)は高周波が強調され、音の輪郭がシャープ。CLUB(12Hz~28kHz)は低域から高域まで均等でバランス型です。用途で選ぶなら:【Scratch向き】スクラッチやジャグリングを頻繁に行い、技術を磨きたいDJ【CLUB向き】様々なジャンルを幅広くプレイし、用途が多岐にわたるDJ。迷ったらCLUBが無難です。
Q. カートリッジを買ったら、すぐに使用できますか?
A. いいえ、追加準備が必要です。①ヘッドシェル:ターンテーブルに装着済みであれば即座に使用可能。ない場合は別途購入が必須②針圧調整:ターンテーブルの針圧調整機能で3.5gに設定する必要があります③取り付け確認:針を傷つけないよう慎重に装着し、レコード再生時に異音がないか確認。初回は当店スタッフのガイドを参考に、慎重に行うことをお勧めします。
Q. レコードが傷みやすいカートリッジはありますか?
A. いいえ、全モデル共通で針圧3.5g・ダイヤモンド針で、Ortofon標準の安全設計です。ただし、MIXモデルは針先形状が「接地面積大」に設計されており、同じ3.5gでも接地圧が分散され、レコードへの負荷が最も低くなります。古いレコード資産を大切に使い続けたいなら、MIX(¥17,280)がベストです。
Q. 複数のカートリッジを揃えるメリットは何ですか?
A. 用途やジャンルに応じた「最適な音質」を実現できます。例えば、CLUB(万能型)とMIX(温かみのあるサウンド)の2本体制なら、クラブ用とラジオ用で使い分けが可能。当店の販売データでは、複数購入時に¥2,000以上の割引が適用される場合が多く、コスト効率も良いです。詳細は当店スタッフへ相談ください。
Q. どのターンテーブルに対応していますか?
A. Ortofon Concorde MkIIは、標準的なヘッドシェル形状(Technics SL-1200互換)を採用しており、ほとんどの商業用ターンテーブル(Pioneer PLX-1000、Technics SL-1200シリーズ、Numark TTX等)に対応しています。ただし、古い機種や稀な機器には非対応の場合があるため、購入前に当店スタッフへの確認をお勧めします。
【最新トレンド】2024年のDJ機材市場では、アナログレコード再生への関心が再び高まっています。特に若い世代のDJが「アナログの温かみ」を求める傾向が顕著で、Ortofon等の高品質カートリッジへの需要が増加中。当店でも、過去1年間でカートリッジの販売数が前年比で約30%増加しており、DJ初心者でもアナログレコード再生に投資する動きが活発です。
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1981年に創業し40年以上楽器とオーディオを生業とさせて頂いています。地方の町の楽器屋として生まれインターネット時代により全国のご支援を頂き大成長を遂げました。ネット創成期に事業拡大し輸入事業に参入、輸出入者符号取得し正規代理店契約もドイツ、イタリア、アメリカなどの世界に契約。 日本にまだ無い新たな価値を世界に模索するを心に刻み今も日本味入荷の商品は多数です。
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