『世界最強コスパ電子ドラム』自宅練習満足度99％を検証！初心者・ドラム入門にはどれが良い？比較もALESIS NITRO MESH KIT, SURGE MESH KITとROLAND TD-1K

※動画掲載時は2021年1月のお話です。

今回はALESISの電子ドラム「NITRO MESH KIT」の機能に関してのご紹介をします。

ALESIS(アレシス) / NITRO MESH KIT
8ピース・メッシュヘッド電子ドラムエレドラ
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NITRO MESH KITについて簡単にご説明すると、価格は4万円台でメッシュヘッド仕様になっている電子ドラムで今アレシスの電子ドラムで一番売れているモデルになります。

まず最初にご検討される電子ドラムだと思いますが、本当に初心者の方におすすめなのか？実際の音質やレスポンス・機能はどうなのか？をドラマーの里英さんにレビューしてもらいます。

またNITRO MESH KITと似たモデル、「SURGE MESH KIT」との違いについても解説をしていきます。

▽NITRO MESH KITの組み立てから音出しまでご覧いただける動画はこちら

目次
NITRO MESH KITの各部位・機能の紹介
SURGE MESH KITとの違い
まとめ
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NITRO MESH KITの各部位・機能の紹介

パッド

サイズは8インチ程度です。
メッシュヘッド仕様になっているため通常のドラムより音は静かです。
叩いた音や騒音が気になりにくいためご自宅でドラムを叩くのであればメッシュヘッドは絶対に必要だと思います。
低価格帯の電子ドラムの場合ゴムパッド仕様が多いですが、それよりも消音性が良く打感や跳ね返りも本物に近いため自然に演奏することができます。

ヘッドの張り具合は付属のチューニングキーで調整が出来るので好みに合わせて打感の調整もできます。

注意点はリムショットが非対応です。
この件に関してかなりお問い合わせいただくことが多いですが、実際叩いてみるとスネアはプリセット音源によっては鳴るものもあります。しかしタムは鳴りません。

シンバル

ハイハット、ライド、チョーク機能付きのクラッシュシンバルパッド、シンバル関係は全て10インチサイズです。
クラッシュシンバルはチョーク奏法（ミュート）に対応しています。

キック

キックパッドはメッシュパッドではなくシリコンパットになっております。
叩いた時の跳ね返りは少し強いかもしれません。打音はメッシュよりもやはり大きくなるかと思います。

また安いモデルのキックペダルは踏むだけのスイッチ式のトリガーペダル（画像）を採用したりしますが、
こちらはキックペダル式なのでアコースティックドラムと同じように演奏することができます。
アコースティックドラムを叩く時があるとしたらこちらで練習したほうがいいかもしれません。

キックペダルは付け替え可能なので、すでににアコースティックドラム用のマイペダルをお持ちの方はそちらを使用することもできます。

ドラムスタンド（ラック）

アコースティックドラムに近いセッティングができるような設計になっており、ご自由に高さや幅を変えることができます。

ローランドのエントリーモデル「TD-1K」（画像）のように一つの支柱に枝分かれしてパットがそれぞれついているようなデザインもありますが、こちらはNITRO MESH KITのように高さや幅の調整は難しいです。

またスタンド自体は軽量なアルミ製でできているので、女性や初心者の方でも簡単に組み立てができるようになっています。

音源モジュール

20種類のプリセット音源、40種類のドラムキット、385個のサウンドが入っています。
そこから好みの音を選び、自分だけのオリジナルドラムキットを作ることができます。
（※音源の検証は動画をご覧ください。）

またドラマの練習に役立つメトロノーム機能、練習用のガイドソングやビート、リズムパターンが60種類も付いています。
ステレオ入力端子も付いているのでiPhoneやパソコンなどと接続して好きな曲・好きなアーティストの曲を流しながら演奏が可能です。

その他ドラムスティックが付属されているため届いたらすぐに演奏することができます。

SURGE MESH KITとの違い

初心者の方はNITRO MESH KITとSURGE MESH KITで迷うと思うので、違いや各々のメリットを解説したいと思います。
SURGE MESH KITの方が2万円ほど高くなりますがその違いがどこにあるのか気になるところかと思います。

まず電源モジュールは同じものを採用しているため、どちらのモデルでも音源は同じです。

では異なる点についてです。

パッド

SURGE MESH KITのパッドのスネアサイズは10インチ（NITRO MESH KITは8インチ）で約5cmほどの差になります。
パットのサイズが大きい方が叩きやすくなるので演奏に安定感が出ます。

リムショット

NITRO MESH KITはリムショット（ドラムのフチを叩いて音を出すこと）非対応でしたが、SURGE MESH KITはセンサーが増えているのでリムショットが可能です。
アコースティックドラムを演奏する上でリムショットはアクセントとしても頻繁に使うので、本格的にドラム演奏を始めたい方はリムショットができるSURGE MESH KITがおすすめです。

キックパッド

NITRO MESH KITがシリコンパッドだったのに対して、SURGE MESH KITはメッシュパッドです。
それにより叩いた時の音も弱くなりますし、跳ね返りもより自然になっています。

スタンド

SURGE MESH KITはクローム仕様で高級感があり強度が高い（頑丈）ものになっています。
また折り畳み可能なので簡単に片付けることができ自宅の使用でも使い勝手が良いです。
揺れて不安定になってしまうことはNITRO MESH KITでもないとは思いますが、SURGE MESH KITはより安定してプレイができるかと思います。
NITRO MESH KITは練習にはいいですがパフォーマンスとしてドラムを叩きたいのであれば物足らなさを感じるかもしれません。

お子様向け

NITRO MESH KITはメーカーが「お子様向け」のドラムキットとして推奨しています。
大人の方でも演奏は出来るのですが、ドラムラックの高さが全体的に低くなっているのでスネアや各パッドの高さがどうしても全体的に低くなってしまいます。
なのでご家族でお子様と一緒にドラムを始める方にとってはおすすめですが成人男性やガタイが大きい方にとっては小さく感じて叩きにくいかもしれません。

その点ではSURGE MESH KITの方が高さがあるため、これからドラムを始めようと思っている成人男性の方にはこちらがおすすめです。
もちろん高さが調整出来るのでお子様でもリムショットやパッドサイズなどに魅力を感じる場合はこちらから始めることもおすすめできます。