【音楽知識無し作曲講座✌️vol.1】初心者が５分で作曲する魔法を解説。サンプリングビートメイク（瑛人「香水」）とフィンガードラム(パソコン無しでする作曲)

※動画掲載時は2020年8月のお話です。

今回はAKAI professionalの「MPC LIVE」が超絶カンタンに作曲ができる！？とのことなので実際に簡単にできるかどうか、作曲知識や経験がないドラマーの里英さんに検証していただきました。

プロレベルを目指すのではなく、作曲初心者の方が知識がなくても楽しく曲が作れるということを目標にした内容になっています。

▽「音楽知識無し作曲講座」シリーズの再生リストはこちら
https://www.youtube.com/playlist?list=PL-G8AwVnMjfqKS7V0VutacLpmd3QJqsfo

目次
使用機材について
瑛太の「香水」をサンプリング
チョップして曲を作る
まとめ
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使用機材について

まず最初に作曲するときの機材について簡単に説明します。

今回はAKAIの「MPC LIVE」という機材を使用していきます。

AKAIのMPCは後継モデルでMPC LIVE 2や他にもMPC ONEというモデルが出ています。
それぞれ曲を作る上でのショートカットボタンが増えていたりと使いやすくなっているんですが、どの機種も中身のソフトOSは同じで画面の操作は基本的にMPC LIVEと同じなので他の製品でも参考になるかと思います。

▽MPC LIVE 2/MPC ONE 紹介ブログはこちら

【AKAI】スタンドアローン型「MPC LIVE 2」は充電式バッテリー・スピーカーを内蔵したドラムマシン・サンプラー！【2021/05/20更新】

【Akai Professional】大人気モデルMPC ONE！その人気の秘密とは！？限定ゴールドモデルも登場【2020/11/28更新】

瑛太の「香水」をサンプリング

DJの方やHIPHOPが好きな方は知っている方も多いと思いますが、「サンプリング」とは録音した曲の音や音源を使って全く別の曲を作ることで、音楽や作曲の知識がなくても曲が作れてしまう魔法の作曲方法です。
サンプリングできるのは曲だけじゃなくてデータになっていれば録音した音も使えますしマイクをつなげて喋った声なども可能です。

今回は有名な瑛人さんの「香水」をサンプリングしていきたいと思います。

手順としては、

1.曲をサンプリング

「MENU」ボタン→画面の「SAMPLER」を押し、この画面から使用する音源部分を録音します。

2.サンプリングした音源を録音
このままでは元曲と変わらないのでスピードを落とすなど変化をつけて録音します。

3.ドラム（他の音源）を足す
ドラムに詳しい方はドラムパターンを叩くことができるんですが、わからない方は好きなドラムパターンのサンプルをサンプリングして重ねてもOKです。

2の音源と合わせるためにオーバーダブ機能を使用して重ね録りをしていきます。
オーバーダブのボタン（画像赤枠）でON・OFFの切り替えができるので、OFFの状態にして色々叩いてみて試行錯誤しながらかっこいいと思うところが決まったら録音をします。

今回はドラムを重ねましたがこの流れで他の音源をどんどん重ねていき、楽曲のクオリティを上げることができます。

このような手順で元の曲を遅くしてロービートな「香水」が出来上がりました。
色々なボタンがあるので是非試行錯誤しながら作ってみてください。

チョップして曲を作る

先程作ったものは原曲のメロディーをそのままにしてドラムを加えた新しい曲というよりはリミックスのような形に近いかと思いますが、その原曲のメロディーの部分を「チョップ」と言ってサンプリングした音を分割してそれぞれパットに割り振り、全く別の順番やリズムで弾き直したりして曲を作るという方法もあります。

左側のパッドを触るとそれぞれに音が割り振られます。
詳しい方法は別の機会にご紹介するので、こういう方法もあるということだけ知っていただければと思います。

このようにチョップしたサンプルでビートを作っていくと元の曲とは違った雰囲気の曲に変わっていきます。
実際にこれだけでは曲とは呼べないのでこれをベースにイントロ・フック・アウトロを作っていくことで曲が完成します。

まとめ

このように作曲知識がなくても簡単に楽しく曲が作れてしまうことがお分かりいただけたのではないでしょうか。

DTMや作曲がどうしても難しくて途中で挫折する方が多いという話をよく聞くので、挫折0を目指して今後も今回ご紹介した内容の細かな手順など続々と作曲コンテンツを作っていきます！

またAKAIのMPCと同じようにパット付きの作曲機材で似たようなものですとMATIVE INSTRUMENTSの「MASCHINE」という機材もありますが、こちらはパソコンと接続して使用するものになります。
MPCもMASCHINEもどちらも有名な作曲用の機材で作曲のスタイルに合わせてどちらか一方を使用したり、または両方持っているという方も多い機材になります。
別の機会に作曲機材の選び方をご紹介できればと思います。

今回ご紹介した商品はこちらからご購入ください。