PA初心者向け講座♪
PAって聞くと難しそう・・・、そもそもPAって何ぞや?という方、いらっしゃると思います。
そんな方々に少しでもPAについて知っていただいて、もっと音楽を楽しんでもらいたいと思います。
目次
①PAとは?
まずPAってよく聞くけど、その意味って何なの?という疑問から始まると思います。
というか私がそうでした。
Public Address(パブリック・アドレス)
直訳すると場内アナウンス設備という意味になってしまうのですが、一般的にはコンサートや講演会等で使われるマイク・アンプ・スピーカーなどの拡声システムのことです。
楽器や歌などの全ての音源を一度一つにまとめ、バランスを整えてから拡声するシステムなんですね。
また、その技術者のこともPAと呼んだりします。
マイク、ライン入力(キーボードやiPodなど)→ミキサー→パワーアンプ→スピーカー
という流れが一般的ですね。
さて、みなさんはPAと聞くと真っ先に思い浮かべるのは何でしょうか?
ライブやコンサート、野外フェスにDJイベント・・・。
確かにプロのPA機材というとこのような場面で使われていますが、意外と身近なところでも使われています。
例えば、子ども会のイベント、デパートの催事場、運動会、学園祭、地域のお祭り、講演会、式典、法事法要などなど・・・。
そうです。誰もが一度は体験するであろう様々な場所で使われているんです。
では、実際にどの場面でどれぐらいの機材が必要なの?という疑問が出てくると思います。
その疑問を少しずつ解消していきましょう!
例.デパートの催事場で弾き語り
よく休日のデパートなんかで見かけますよね。
まずマイクはボーカルの数とアコギも使うのであればその本数必要です。
ミキサーはマイクをどれだけ使うか、キーボードを繋ぐならステレオ入力で2ch使いますのでその点も考慮してミキサーを選びましょう。
スピーカーは後述しますが、パワードスピーカーを選ぶとセッティングが楽です。
100wで屋内約100人に届けられるとされています。
もっとお手軽にPAを楽しみたいという方はこちら↓
規模ごとのPAガイドはこちら↓
②ミキサーってよく聞くけど、何に使うの?
ミキサーはその名の通り、マイク、エレキギター、エレキベース、キーボードなどの音をMIXしてスピーカーに出力するために使います。
ライブやイベント会場で見かけたことがある人もいるかと思いますが、ツマミがたくさん付いていてPAさんの前にドンと置いてあるアレですね。
大きく分けて3種類あります。
(1)アナログミキサー
入力されたアナログ音声信号の音量、音質を調整します。
一般的なミキサーの大半がこのアナログミキサーです。
プロの現場でも良く使われていますね。
操作が直感的にできるの特長。
アンプを内蔵していない分比較的軽めです。
(2)デジタルミキサー
入力された音声信号を内部でデジタル信号に変換して、音量、音質を調整します。
フェーダーやイコライザーを記憶させて一瞬で呼び出すことが可能です。
ノイズに強いです。
しかしながら、このデジタルミキサーは信号を伝える際のデータの欠落という点から最近ではあまり使われなくなってきました。
(3)パワードミキサー
アンプを内蔵しているので直接スピーカーに接続して音を鳴らせます。
シンプルにシステムを組めますので小規模なステージの際に便利です。
ミキサーとしての機能はアナログミキサーと同じです。
ミキサーを選ぶときのポイントは?
「入出力端子の数」
「エフェクトがついているか」
入力端子は使用するマイクや楽器の数で決めます。
特にドラムをマイクで拾うといったときにはたくさんのチャンネルが必要ですね。
出力端子は基本的にスピーカーの数だけ必要です。
③パワーアンプは何のためにあるの?
パワーアンプはミキサーで適切な音量や音質に調整された信号をスピーカーが駆動できるレベルまで増幅し、鳴らすために必要なのです。
適切な出力は会場や人数によって変わってきます。
大きく分けて、3種類です。
(1)パワーアンプ単体タイプ
一般的なパワーアンプです。
ミキサーから来た信号を増幅してスピーカーを鳴らします。
ラックなどに集約して設置できるので、比較的大掛かりなPAシステムを組みやすいのが特徴です。
(2)パワードミキサータイプ
ミキサーにパワーアンプを内蔵しているタイプです。
PAの中で電源が必要なミキサーとパワーアンプが一体化しているので、電源供給が一箇所で済み、さらに単体タイプと比べると接続が少くて済むのも特徴です。
(3)パワードスピーカー
スピーカーにパワーアンプを内蔵しているタイプです。
スピーカーに特化した専用のパワーアンプを内蔵しているので、スピーカーとパワーアンプの相性は抜群で、スピーカーの性能をフルに発揮できます。
こちらも単独タイプに比べると接続が少なくて済みます。
(パワーアンプを内蔵しておらずパワーアンプが必要なスピーカーはパッシブスピーカーと呼ばれます。)
手軽になるべくシンプルにPAシステムを構築したいということですと、接続が少なくて済むパワードミキサーやパワードスピーカーが良いと思います。
現場によってスピーカーを変えたり、増設したりするという場合には、単独タイプにすると比較的自由度が高くなります。
④スピーカーの種類が分からない・・・。
スピーカーには2種類あります。
一つ目はパッシブスピーカー
一般的な機能だけを持ったスピーカーで、パワーアンプが必要です。
二つ目にパワードスピーカー
スピーカー本体にパワーアンプを内蔵したもので、別名「アクティブスピーカー」。
ミキサーに直接繋いで使用することができます。(電源ケーブルは各パワードスピーカーに必要)
マイクを直接接続したり、簡易ミキサーが付いているモデルもあります。
さらに、その用途によって3種類に分けられます。
・メインスピーカー→観客などに向けて音を発するためのスピーカーです。
・サブウーファー→メインスピーカーと組み合わせて低域を増強するためのスピーカーです。
・モニタースピーカー→演奏者が音を確認するためのスピーカーです。
PAについての知識もいいけど、結局どのメーカーの機材がいいの?
という疑問が出てくるかと思います。
当店では断然、YAMAHA、JBLの商品をおすすめします!
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